D計画

花田店の鈴木です。
D計画って言われてピンとくる方は余りいないと思いますが、小松左京の小説「日本沈没」に出てくる日本列島を襲う未曽有の大災害に対して、政府が調査から始まり国民全員海外移住という壮大な計画の名称で今、世田谷文学館の企画「小松左京展」の名称です。
小松左京の作品には他にも細菌兵器を題材にした「復活の日」などの災害シミュレーション小説が有名ですが、東日本大震災の後注目されたのが、ある日突然首都機能が失われてしまう作品「首都消失」だそうです。
たしか専門家がこの小説を参考に色々な可能性を検討しているドキュメンタリー番組を観たことがあります。
SF小説といえばそうなのですが、私は9月の台風15号を千葉の南房総で経験し、停電、電話、テレビ(ワンセグも)、ラジオ、ネットがすべて使用不能という経験をました。規模の違いはありますが最近の災害を思うと小説の話しと片付けられないと思います。
会場には作者の震災に対するコメントもありましたが、長くなるので省かせていただきます。興味のある方は、お出かけされては
如何でしょうか?
最後に会場の一角に作者と愛猫たちとの写真を展示した「猫部屋』がありました。
こんなのんびりした日常が続くように、これから一人一人が考え行動していかなければならないと感じた展示会でした。1-2019_1030_09564900 2-2019_1030_10500200 3-2019_1030_10375400