復活の日

花田店の鈴木です。
先日書店で懐かしい本が平積みになっているのを見かけました。
小松左京の「復活の日」で、「研究所から盗み出された細菌兵器が、事故により漏れ出し・・・」という内容です。
復活の日1小松左京といえば日本沈没が有名ですが、これはそれ以前の1964年発表です。1980年には映画化されています。(写真は当時の角川文庫にはさまっていた映画のチラシです)
最近、小松左京のブームらしくNHKで小説の解説番組が放映されたり、以前の私のブログにも書きましたが、世田谷文学館の企画展がありましたが、「日本沈没」「首都消失」が災害シミュレーション小説として研究されている一方現実感が薄かったのかあまり話題になっていませんでしたが、「復活の日」は自分で初めて読んだ長編小説で、本を読み始めるきっかけになった思い入れのある本なのですが、こんな形で注目を浴びるとは・・・残念です。
しかも50年以上前に書かれてるのに復活の日が研究されていたら、今の状況が変っていたのでしょうか。作者が存命だったらどんなコメントを出したのでしょうか。
しかし今は自分にできる事をやるしかありません。みんなで協力して早く平穏を取り戻したいですね。
こんな時期ですのでみなさんお体に気をつけてお過ごしください。復活の日1
※「復活の日」は原作、映画ともにこの状況では刺激の強い部分があるのでご注意ください。