35歳児の考えてる事

ポンジュール ジャポン。

南越谷予約室の高橋です。
以後、お見知りおきを。

音楽というか音についてお送りしたい気持ちなので興味ない方はスルーでお願いしますね。
良いメロディはデータとして持ち歩けるけれど、手で触れてポケットに入れて持ち歩ければいいなと思った事は僕だけでは無いはず!
何で音って触れないの?そこがいまだに理解できません。

「ザ・イエローモンキー」
を聴きなおしました。

35歳の僕が学生時代にお世話になった音。周りのスタッフからはイエモンと言ったら「JAM」でしょ?と「今でしょ?」ばりに言われます。
月日が経っていい感じで寝かせておいて寝かせておいてあえて一切聴かない、からの解禁です。
これが俺ジナリティ。

やまかつCDあたりも良い感じに味が出てる頃合いですかな。
映画も久し振りに観ると初めて観る感覚で感動必至、と同類項。
だからメジャー3枚目のジャガーハードペインというアルバムから拝聴させていただきます。

ギター

このアルバムは少し特殊で、全曲を通して一繋がりの「コンセプトアルバム」といふカタチをとったやつです。
かのデヴィッドボウイもやってましたが、というかボウイのリスペクトだったような気がしますがWikipediaで調べるのも悔しいので自力の記憶を振り絞って筆を進めていくつもりですので、フツーに間違えてる箇所が出るケースがあると思いますが、むしろ読んでくれる方がいるかどうかもアレなので先進みます。ええ、脱線大好きです。

JAM前の曲はファン以外は知られてないモノが多いですが、ここに名曲とトンがった「売れようとしてない」(?)感じがとてもするので(すくなくとも自分は)注目です。
ジャガーハードペインは1944年に恋人の目の前で殺されたジャガーという青年のお話です。最後の曲までジャガー絡んで来ます。

殺されたジャガーは気付かずに魂だけ1994年に飛んで行って世界各国を渡り歩きます。たぶん。タンゴだったり大陸系だったり中国系の女性の名が出てきたり戦争があったり、フラメンコだったり…スペインだから南米も関係あるかもね!
いく度と無く映画を見てる感覚で目を閉じて(昴の曲の事では無い)みると瞼に情景が浮かびます。

ケトナ

ですがイエローモンキーは基本グラムロックでサイケデリックでシェイクのリズムで歌謡曲だと思います。ここがちょっぴりダサくて古くてふざけたバランスだから他に無いバンドになってるんだと。

今聴いて思った事は、ベースがかっこえー! ほどよくブリブリ言っててよく動くし聴き取りやすい音のデカさ。弾いて楽しそうだからベースにも興味出たキッカワ、もといキッカケです。フェンダー ジャポンのプレべはお友達からの借りパクというイワクツキ。
趣味でギターを弾いてましたのでギターのフレーズは覚えてます。
弾けるのとは違います覚えているのです。
ギター特徴は王道のロックンロールです。
以前はこれらのディストーションサウンドよりオーバードライブの暖かい中音域が強いのが好きでしたが、回り回って巡ってディストーション今好きです。
ちなみに一番好きなのはサンタナのワウというエフェクターを使った音です。激シブですぜアニキ。(ワウはウルフルズのガッツだぜ!のバッキングのチョコちゃか鳴ってる音質効果でウルフルは比較的クリーントーン)写真は予算とパフォーマンスと音質で決めたヒュース&ケトナーです。音出すと壁が振動して迷惑です。

楽譜

イエモンの欠かせない部分は言葉遊び。
さらにイエモンのキモの部分の風変わりな歌詞が当時は(細川)シゲキ的でした。
美輪明宏さんに絶賛された声質もイイんですが「ロックスターになれば羽が生えてきて たまに夜はスィート」みたいなやつです。ロックスターだからと言っていつもスィートじゃなくて「たまに」スィートらしいです。

余談ですが、ネット対戦なんかで外国人とチャットやる時「i'm yellow monkey」とか言うと高確率で笑いがとれました。皮肉ってるかんじに思われたみたいです。
そんなこんなで主人公ジャガーは
まっすぐねじれたパラダイスに行き(FINE FINE FINE)
世紀末のエンドレスゲーム(A HENの飴玉)
をお金で愛を手に入れたりして(薔薇娼婦麗奈)
僕はあなたの靴磨き 幸せのクリームを擦りこめばこの世はたちまちバラ色さ的な(街の灯)。
三島由紀夫のようにほら後ろて神様が剣をかざして待ってるよ 夢よ飛び散れ花となれ(かなしきASIAN BOY)
…そして最後の夜に最高の夜にこの世に背を向けよう(メリーXmas)。
最後に恋人のマリーに再開出来たって曲です。が、面白いのが一つ前のアルバム「未公開のエクスペリエンスムービー」のラストの曲で、シルクスカーフに帽子のマダムというのがあって、この人が恋人マリーだったです。JAM以上に名曲で8分くらいあります。
そしてもう一つ、ジャガー〜のアルバムの次「smile」のしょっぱなはマリーに口づけというタイトルです。歌詞に ポンジュール ジャポンと歌ってて、ブログ冒頭からの伏線でしたとさ。はぁースッキリしました。